東屋産業が事業停止 負債4000万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は13日、米菓メーカーの東屋産業(茨城県小美玉市小川)が7日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債は約4000万円。
同社は大正年間に創業、1954年1月に法人化された。「源兵衛本舗」のブランドで、せんべい、おかき、あられなどを製造してきた。菓子商社やスーパーマーケットなどに販路を有していたほか、店頭でも販売し、2000年ごろには2億円を上回る年売上高を計上していた。
だが、消費者嗜好の変化に加え、同業他社との競争激化により、近年は年売上高が数千万円規模に低迷。さらに、原材料やエネルギー価格の高騰、人件費の上昇が大きな負担となり収益を圧迫、資金調達も限界に達したことから、事業継続を断念した。











