韓国で茨城県魅力PR 大井川知事 観光や経済、交流期待
茨城県観光の魅力をトップセールスするため韓国を訪れている大井川和彦知事は13日、ソウル市内で報道関係者らを対象にした説明会を開き、観光地や食など茨城県の魅力や東京から近い立地を紹介。「大都市だけでなく茨城も観光の選択肢にしてほしい」と呼びかけた。清州市では忠清北道庁の知事らと会談。互いに現状を紹介しながら、今後の交流拡大に期待を寄せた。
説明会には、現地のテレビ局や新聞社、旅行会社など35社から42人が参加。大井川知事は茨城空港(小美玉市)とソウル(仁川)を結ぶ定期便が12日に就航したことを紹介した上で、茨城県観光の見どころなどを説明した。
国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)のネモフィラやコキア、偕楽園(水戸市)の梅など県内各地の「花絶景」ポイントをPR。サーフィンやサイクリングなどの体験のほか、常陸牛や県銘柄豚「常陸の輝き」、地酒など食の豊富さもアピールした。
韓国インバウンド(訪日客)でゴルフ需要が高い茨城県の現状に触れ、「ゴルフに加えて観光も楽しんで」と呼びかけた。
参加者からは「茨城空港からの交通手段は」「文化や芸術振興の取り組みは」など多くの質問があった。
県とソウル便を運航する韓国格安航空会社(LCC)・エアロKが同日、覚書を交わし、茨城空港の利用促進で今後も連携していくことを約束した。
茨城空港の韓国路線では、同社が5月に清州定期便を運航。大井川知事は初めて清州市を訪れた。
大井川知事は同市がある忠清北道庁で金榮煥(キムヨンファン)知事と会談。「清州便就航をきっかけに交流の幅を広げるとともに、茨城から清州へ行く人も増やしたい」と強調した。金知事は「経済や観光面で連携しながら相互の交流を盛んにし、ともに発展したい」と述べた。
大井川知事は14日、同市内の観光地を視察し、市長と会談する予定。











