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昇格争いJ2大混戦 残り2節 水戸、あと1勝で確定 勝ち点6差に6チーム

水戸-大宮 前半、相手CKをクリアする水戸・鷹啄(上)=9日、ケーズデンキスタジアム水戸
水戸-大宮 前半、相手CKをクリアする水戸・鷹啄(上)=9日、ケーズデンキスタジアム水戸


大混戦のサッカーJ2は優勝、昇格争いがいよいよ大詰めだ。残り2試合のリーグ戦は23日に再開し、勝ち点67の首位水戸は同66の2位長崎との天王山に挑み、勝てば優勝とJ1昇格が決まる。3位以下のライバル勢もJ1自動昇格圏を射程圏内としており、最終節まで目が離せない展開が続く。

水戸の今季通算成績は19勝10分け7敗。上位対決となった9日の大宮戦は勝てばJ1自動昇格圏の2位以上が確定する可能性を秘めていた中、0-2で敗れた。終盤に相手の右CKから立て続けに2失点し、3試合ぶりの黒星となった。首位を保ったものの、上位陣との差は縮まり、ますます予断を許さない状況だ。

水戸は次節、敵地長崎戦に勝利すればリーグ優勝とJ1昇格が確定する。また、引き分けでも3位大宮、4位千葉がそれぞれ引き分け以下に終われば、J1自動昇格圏の2位以上が決まる。計算上、水戸は残り2試合で勝ち点3を積み上げればJ1昇格が確実となるが、森監督は「長崎を倒し、優勝と昇格を決める覚悟」と強い意志を示す。

長崎は第34節まで16試合連続無敗と破竹の勢いで勝ち点を積み上げ、現在は水戸と勝ち点1差の2位。前節愛媛戦は4得点で快勝し、持ち前の爆発力が光った。リーグトップ18得点のFWマテウスジェズスを中心に個の能力は圧倒的だ。以降は3位大宮、4位千葉が勝ち点63で並び、5位徳島、6位仙台は同61で追走する。上位6チームが勝ち点6差でひしめき、毎節ごとに順位変動が起こるほどの混戦ぶりだ。

水戸は最終盤への好材料もある。負傷離脱していたFW渡辺は先月22日にランニングを再開しており、今季中の復帰が見込まれる。今季J2日本人最多の13得点を挙げるエースの帰還は追い風となりそうだ。

クラブ創設31年目にして初のリーグ優勝、J1昇格が目前に迫る。かつてない大混戦のJ2で頂点の座を守り抜くことができるか。




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