塚崎の獅子舞 勇壮に 境・香取神社 秋の祭礼で奉納 茨城
茨城県境町塚崎の香取神社(大賀音市宮司)で15日、秋の祭礼が開かれ、地元の伝統芸能「塚崎の獅子舞」が奉納された。笛の音に合わせて3人1組で構成される獅子が大地を踏みしめるような地をはう勇壮な身ぶりで舞い、観覧した地元住民らを魅了した。
獅子舞は豊作や平和を願って、例年4、7、11月の各15日に奉納される。350年以上の歴史があり、1960年に県指定無形文化財に登録された。
この日は保存会のメンバーのほか、地元の小中学生も練習してきた「せきもんどり」の舞を奉納。町立静小の菅原大誠さん(10)、長谷川陽優さん(10)、落合力也さん(10)は「うまく踊れて楽しかった」などと話した。
今回は初めて、同校の卒業生らによって昨年復元された「静おどり」も、町の舞踊団体「五ツ輪(いつわ)会」の手で奉納された。禰宜(ねぎ)の宇都木とし子さんは「地域のみんなで集まり、にぎやかに過ごせてよかった」と話した。












