前方を走るオートバイに殺意を持ってトラックを衝突させ、男性に重傷を負わせたとして、茨城県警古河署は20日、殺人未遂の疑いで、同県坂東市、農業、男(25)を逮捕した。同署によると、容疑を一部否認している。

逮捕容疑は19日午後0時35分ごろ、茨城県古河市新和田の市道で、トラックを運転し、前方を走っていた同県八千代町、会社員、男性(22)の運転するオートバイの後部に殺意を持ってトラックを衝突させ、右足の骨を折る大けがを負わせた疑い。

同署によると、道路上にバイクと一緒に倒れている男性を通行人の男性(37)が発見し、119番通報した。男は現場から逃走したが、目撃情報などから割り出した。男性は病院に搬送されたが、命に別条はない。

現場にはトラックに引きずられたとみられるバイクのタイヤの跡が100メートル以上にわたって残っていた。同署によると、2人に面識はなかった。