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明治安田J2 水戸、昇格懸け天王山 23日敵地長崎戦 難敵撃破へ「不安なし」

長崎戦に向け練習する水戸の選手たち=19日、アツマーレ
長崎戦に向け練習する水戸の選手たち=19日、アツマーレ
長崎戦での優勝、昇格へ闘志を燃やすJ2水戸の大森=19日、アツマーレ
長崎戦での優勝、昇格へ闘志を燃やすJ2水戸の大森=19日、アツマーレ


明治安田J2第37節は23日、各地で10試合が行われ、首位の水戸は長崎県のピーススタジアムbySoftBankで2位の長崎と対戦する。キックオフは午後1時5分。水戸の今季通算成績は19勝10分け7敗、勝ち点67。今季残り2試合で巡ってきた天王山。勝ち点3を積めば、クラブ史上初のリーグ優勝とJ1昇格が決まる。リーグ屈指の難敵を倒し、敵地で悲願の瞬間を迎えたい。

簡単な90分になるはずがない。優勝争いやJ1自動昇格争いを初めて繰り広げている水戸にとって、その難しさを痛感したのは前節。勝てばJ1昇格となる可能性を秘めた大宮戦で0-2。ただ、飯田は「もう自分たちでつかみ取るしかない状況で落胆する選手はいなかった。長崎戦に不安はないし、幸せな90分になると信じている」とチームの雰囲気を強調した。

長崎は今季リーグ最多の60得点を誇る。個人でもリーグ最多18得点のMFマテウスジェズスら強力な外国籍選手のほか、元日本代表の山口や今季途中にJ1東京Vから帰還した翁長など、実力者がずらりと並ぶ。森監督も「(警戒する選手が)多すぎる」と苦笑いするほどだが、「気持ち良くプレーさせないことが大前提」と真剣に語る。

首位たる自信を表現したい。水戸の今季32失点はリーグ2番目の少なさで、自ゴール前で簡単に足を振らせない守備が安定した成績に直結している。今節も鷹啄、板倉の両CBを軸とした強固な守備を発揮したい。また、戦線を離脱していたエース渡辺の復帰にも注目だ。リーグ日本人最多13得点のストライカーの帰還は悲願達成へのラストピースとなるだろう。

「歴史を塗り替える」が合言葉の90分は激戦必至。飯田は「自分たちでつかみ取る」ときっぱりと言い切った。

■大森、悲願へ闘志 「左足で特長を」

○…J1昇格を懸けた2度目のチャンスだ。左サイドの心臓として今季、全試合にフル出場中の大森は「勝負の肝を外さないことが大事」と今節に懸けている。

勝てば昇格の可能性があった前節大宮戦は、後半のセットプレー2発に泣いた。マンツーマンで警戒していた選手にあえなく2得点を決められた大森はさらなる責任感が芽生えた。

前節大宮戦から約2週間の中断期間を経て、状態も万全だ。「守備の張り付き方を見直した。今度は長崎サポーターを黙らせるつもり」。今節も空中戦に強いタレントがそろう難敵だが、真っ向勝負に挑む。快勝を収めた長崎との前回対戦の記憶も鮮明で、「あれほど簡単にはいかないだろうが、当時ほど立ち上がりの強度を出さないと勝てない相手。リスクマネジメントをしながら戦いたい」と頼もしく語る。

右サイドの飯田とともに不動の存在に成り上がったことが今季の快進撃を支えた。「チーム原則にのっとりつつ、左足で特長を出す。それは長崎戦でも変わらない」。今度こそ悲願に導けるか。




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