取手市、議員報酬増額へ 12月定例会に条例案 茨城
茨城県取手市は25日、市議会議員の報酬月額を2026年度から引き上げる条例案を12月2日開会の定例会に提出すると発表した。同案が可決されれば、議員報酬の引き上げは1994年以来31年ぶりとなる。
同案は、現行の報酬月額から議長で4万3000円、副議長と議員で3万7000円をそれぞれ引き上げ、2026年度から議長が53万7000円、副議長が48万1000円、議員が44万8000円とするもの。
市議会議長が昨年7月、中村修市長に対して議員報酬が適切か検証を求めて、市特別職報酬等審議会の開催を依頼。審議会は4回開き、今年6月に答申した。
答申では議員報酬の在り方について全国の市議会議員の半数程度が専業であることを踏まえ、議員活動に専念できる報酬水準で若い世代が議員を目指せる環境が必要と指摘。さらに近年の賃金上昇や物価高に加え、議員に求められる役割の複雑化にも触れ、引き上げが妥当と判断した。改定額は、同市に類似する人口10万人規模の全国12市の中央値を妥当とした。












