鹿行建工 破産手続き開始決定 負債3億8000万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は27日、熱絶縁工事業の鹿行建工(茨城県鉾田市飯島)が水戸地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は17日付。負債は約3億8000万円。
同社は2010年創業。施工も手がける大手建材商社の専属下請けとして、大型商業施設やマンション、学校、病院、住宅など建築物の断熱工事を主体に、防水工事も請け負うことで急成長し、23年7月期の年売上高は約29億4000万円を計上した。
だが、急激な売り上げ増に反して収益性は低く、23、24年7月期には大幅な赤字決算で債務超過に陥った。24年7月期は主力得意先からの受注減も重なり、年売上高が約7億6300万円まで低下。受注体制の立て直しを試みたが改善せず、資金繰りに支障が出るようになり、事業継続を断念した。











