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永井小説「ひとり語り」 名手・古屋さん、会場魅了 茨城・古河

永井路子さんの作品を語りで熱演する古屋和子さん=古河市中央町
永井路子さんの作品を語りで熱演する古屋和子さん=古河市中央町


茨城県古河市出身の作家、永井路子さんの生誕100年を記念した企画展を開催している古河文学館(同市中央町)で29日、語りの名手として知られる古屋和子さん(78)による永井さんの歴史小説「黒雪賦(せっぷ)」の「ひとり語り」が行われた。作品に描かれた鎌倉幕府草創期の有力御家人、梶原景時の人間像を迫力たっぷりに表現し、来場した約50人を魅了した。

古屋さんは、1978年に作家の水上勉さん主宰の人形劇団「越前竹人形の会」への参加をきっかけに、語りに取り組むようになった。国内外の公演を通じ、古典から童話まで幅広い分野の語りを表現している。

黒雪賦は、永井さんが直木賞を受賞した小説「炎環」の一編。源頼朝を側近として支えた景時の葛藤や武士としての矜持(きょうじ)が描かれている。古屋さんは、景時が頼朝の意を汲み功臣の上総広常を粛清したり、鎌倉へ送られてきた源義経の首を検分したりする場面を熱演した。

古屋さんは「永井さんが描いたように、武士の世をつくるため自分の与えられた役割や仕事を一心に果たそうとする景時の姿が伝えられたら」と話した。



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