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水戸、J1初昇格 サポーター感涙 水戸の母「最良の日」 田口さん、選手支え30年 茨城

「水戸の母」として選手らに親しまれる田口とし子さん=水戸市新荘
「水戸の母」として選手らに親しまれる田口とし子さん=水戸市新荘


J2水戸ホーリーホックは29日、茨城県水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸で行われた今季リーグ最終戦で大分を下し、J1初昇格とJ2初優勝を決めた。日本フットボールリーグ(JFL)時代から約30年間にわたり水戸ホーリーホックを支え、選手らに「水戸の母」と親しまれる水戸市、不動産業、田口とし子さんは、悲願のJ1昇格に「応援してきて本当に良かった。この30年で最良の日」と喜びを爆発させた。

クラブを立ち上げた同市の石山徹さん(故人)と親交があったことが支援のきっかけ。約30年前から試合後に選手や家族を食事に招待したり、練習場にアイシング用の氷を届けたりした。「選手たちに楽しみを与えてもらっている」。毎年の思い出には常に水戸のサッカーがあった。

2000年にJ2入りした後の数年間は成績が振るわず、スポンサーも集まらない状況が続いた水戸。専用グラウンドがなく、河川敷のグラウンドなどを転々としたチーム、水産加工場でアルバイトする選手らの姿にクラブの窮状を悟り、懸命に試合に臨む選手らを物心両面で支えた。

他クラブに比べ、決して設備や年俸が優遇されているとはいえない水戸だが、田口さんはそんな環境だからこそ「選手たちはもっと先に行こうと支え合い、ハングリー精神が育まれる」と選手たちの奮闘を見守ってきた。

そんな田口さんに選手の信頼は厚く、元日本代表の田中マルクス闘莉王さんや「ミスター・ホーリーホック」と呼ばれた北島義生さん(同県常総市出身)ら元選手とは今も交流が続く。

今季の好調ぶりに、闘莉王さんら元選手から「水戸いいね」「絶対にJ1行けるよ」とのメッセージも受け取った。ただ、「そういう心が伝わってプレッシャーになってはいけない」と選手の前では湧き起こる期待を鎮め、自然体で選手に接するよう心がけたという。

田口さんは29日、ケーズデンキスタジアム水戸で他のサポーターとともに昇格の瞬間を喜び合い、元選手からも数多くの祝福メッセージが届いた。

来季から国内最高峰リーグの舞台に上がる水戸。田口さんの次の夢はJ1優勝だ。「でも、その前に選手たちへおめでとう、頑張ったねと伝えたい」

■水戸の京成百貨店 30日からおめでとうセール

水戸ホーリーホックのJ1昇格とJ2優勝を祝い、京成百貨店(水戸市泉町)は30日から、「水戸ホーリーホックJ2優勝&J1昇格おめでとうセール」を開催する。12月7日まで。一部売り場を除き、全館で食料品や生活雑貨、婦人・紳士雑貨などの特別セールや限定サービスを用意する。

同百貨店は水戸ホーリーホックのメディアパートナーを務めており、担当者は「お客さまと、おめでとうという思いを分かち合えたら」と来店を呼びかけた。



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