水戸、初優勝・J1昇格 本間幸司CRO手記 「夢はかなうんだ」 これからも地域に根差して
ついに夢がかなった。
Jリーグが開幕したのは僕が16歳の時。超満員でお祭り状態のスタジアムに「日本にプロリーグができた」と興奮した。全てが華やかな国内最高峰のJ1。その舞台が水戸にも訪れることを想像すると、言葉では表しきれない喜びを感じる。
水戸に加入した1999年当初は「J1昇格」など恥ずかしくて言えなかった。昨季まで現役生活25年間、挫折しそうになったことは何度もあった。ただ、長らくの苦しい思いが報われた。徐々に成長するクラブに比例して、掲げる目標にも現実味が帯びていった。いまは「夢はかなうんだ」と胸を張って言いたい。
僕自身、今季はクラブ・リレーション・オーガナイザー(CRO)として1年目。昇格を目指すクラブのために仕事は拒まず、ハードワークしてきた。トップチームからアカデミー、社内外を見回した。立場が変われば、選手を見る目も変わり、成長を続ける選手がとても頼もしく映った。
それでも、果たして水戸が地域に根差しているかといえば、僕はまだイエスと言えない。ホームタウン15市町村はもちろん、茨城、全国の皆に応援してもらいたい。試合日には街中でエンブレムが掲げられる日が来るように努力を続けたい。
今、一番の楽しみはJ1での「茨城ダービー」だ。日本サッカー界を創生期からけん引してきた鹿島と同じ舞台でガチンコの対決ができる。青と赤に染まる街の様子を目の当たりにすれば、涙がこぼれるだろう。
市民クラブとして夢の場所にたどり着いた。これからも地域に根差し、より身近で愛されるクラブでありたい。J1でもともに歩んでくれたら、こんな幸せなことはない。(談)
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