健康メニューコンクール 潮崎さんの定食が最優秀 茨城・日立
生活習慣病を予防するメニューの普及を狙いとするヘルシーメニューコンクール(茨城県主催)の最終審査が30日、同県日立市大みか町の茨城キリスト教大で開かれた。応募総数201点のうち1次審査を通過した8点の中から、同県牛久市立下根中の栄養教諭、潮崎純子さん(46)の定食が最優秀賞に選ばれた。
潮崎さんの「茨城の野菜たっぷり韓国風定食」は、普段の給食で生徒に人気のプルコギやサムゲタン風スープなど4品で構成。サツマイモやダイコン、コマツナなど牛久市で取れる野菜をふんだんに使い、塩の代わりにトウバンジャンでアクセントをつけるなど減塩にも配慮している。
メニューの条件は1食当たり600~800キロカロリー程度で食塩量3グラム以下。野菜量150グラム以上(うち緑黄色野菜40グラム以上)として主食、主菜、副菜がそろい、県産品を1品以上を使って材料費600円以内とした。
この日の最終審査は味やアイデアの斬新さ、料理のしやすさなど計5項目の合計点を競った。1次審査を通過したメニューの考案者8人が90分以内で調理し、栄養学や料理の専門家ら審査員4人が試食、採点した。
県は今後、8点のレシピや写真を掲載したリーフレットを作り、県内スーパーなどで配布する。潮崎さんは「最優秀賞に選ばれてうれしい。栄養豊富でどれも手軽に作れる。多くの人に作って食べてほしい」と期待を込めた。












