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J1 水戸旋風願う 昇格〝パレード〟と報告会 選手にファン大歓声 茨城

集まった大勢のサポーターと記念撮影する水戸ホーリーホックの選手ら=30日午後、水戸市三の丸
集まった大勢のサポーターと記念撮影する水戸ホーリーホックの選手ら=30日午後、水戸市三の丸
水戸ホーリーホックの小島耕社長(左)から本物の優勝シャーレを受け取る主将の松原修平選手=30日午後、水戸市三の丸
水戸ホーリーホックの小島耕社長(左)から本物の優勝シャーレを受け取る主将の松原修平選手=30日午後、水戸市三の丸


サッカーJ2参入26年目で初優勝とJ1昇格を達成した水戸ホーリーホック。茨城県水戸市三の丸で30日に行われた〝パレード〟と「優勝・昇格報告会」には、約2600人の市民やサポーターが詰めかけた。森直樹監督や選手と悲願達成の喜びを分かち合い、「J1でも水戸旋風を」などと早くも次の舞台での飛躍を願った。

選手たちは「J1昇格」と書かれた記念Tシャツを着用した。報告会を前に、水戸城大手門付近から市立水戸二中までの約200メートル区間を歩き、声援を送るファンに至近距離で手を振った。沿道の人々からは「よくやった」「感動をありがとう」などと大歓声が上がった。

同校のステージ上で、森監督は「全38節を勝ち抜きJ1昇格、優勝を決めた。ここにいるみんなと、選手、スタッフ全員で歴史を塗り替えた」と今季を報告。ダブル主将の一人の牛沢健選手は「来季はJ1という見たことのない景色に挑戦する。一層熱い応援をお願いします」と呼びかけた。

優勝から一夜明けたこの日は、優勝シャーレの本物が到着。最終節は2位からの逆転優勝だったため、試合後の優勝セレモニーではレプリカが使用された。選手たちは本物を手に改めて喜びをかみしめ、大勢の人々の前で高々と掲げた。

J2水戸ホームタウン推進協議会長の高橋靖水戸市長は「一つの夢をつかんだ。これからも変わらず応援を続けて、次の夢に向けて一緒に歩んでいきたい」と話し、クラブの小島耕社長は「J1にふさわしく、J1で戦えるクラブになるよう努力する」と誓った。

29日の最終戦を同市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸で家族観戦した同県鉾田市の米川宗輔さん(43)は「感無量で泣いた。J1でも水戸旋風を起こしてほしい」と期待を込め、妻の知美さん(39)は「鹿島アントラーズとともに茨城のサッカーを盛り上げてほしい」と語った。

ホーム戦には必ず足を運ぶという水戸市の太田航平さん(13)は「ここ数試合で流した悔し涙が、最後にうれし涙に変わって本当に良かった」と感動に浸った。



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