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J2水戸初優勝・J1昇格 祝福一色「通過点に」 茨城

シーズンエンドパーティーで感謝を述べるキャプテンの松原修平選手(中央)=水戸市千波町
シーズンエンドパーティーで感謝を述べるキャプテンの松原修平選手(中央)=水戸市千波町
水戸ホーリーホックの小島耕社長(手前中央)や森直樹監督(同左)らを出迎える高橋靖水戸市長(同右)や市職員ら=同市役所
水戸ホーリーホックの小島耕社長(手前中央)や森直樹監督(同左)らを出迎える高橋靖水戸市長(同右)や市職員ら=同市役所


11月29日にサッカーJ2初優勝と初のJ1昇格を決めた水戸ホーリーホックの祝賀ムードが続いている。2日、優勝報告で選手らが茨城県水戸市役所を訪れ、大勢の市職員が出迎えた。市内ホテルでは同クラブ主催のパーティーが開かれ、招かれた支援者からは「優勝と昇格を通過点に」とJ1での一層の活躍を期待する声が聞かれた。

■市内で祝宴 選手ら支援に感謝

水戸ホーリーホックは水戸市千波町の水戸プラザホテルで、オフィシャルパートナー企業や自治体など147団体275人を招いた「シーズンエンドパーティー」を開いた。選手や監督らが今季の飛躍を報告して支援に感謝するとともに、サインや記念撮影に応じて支援者らと交流を深めた。

チーム最年長で、ダブル主将の一人のGK松原修平選手は「毎日努力をして最高の結果を得られた。夢がかなうと証明できた。1年間、ご支援ご声援をありがとうございました」と謝意を伝えた。

クラブパートナーで後援会「葵龍会」の鶴長義二会長は「優勝と昇格を同時に祝えることをうれしく思う。これを通過点として、J1で(優勝という)さらに大きな夢を実現してほしい」と選手たちを祝福した。

2018年に旧七会中の校舎と校庭を活用したクラブハウス「アツマーレ」を完成させた同県城里町の上遠野修町長は「約3億8000万円の負担でJ1基準の練習場を建てた。(当時の)猛烈な批判も今となってはいい思い出。夢が結実してうれしい」と、チームの活躍を喜んだ。

■市職員、応援歌で歓迎

水戸市役所に高橋靖市長を表敬訪問したのは、小島耕社長と前社長の沼田邦郎取締役、森直樹監督、ともに主将の松原修平選手と牛沢健選手の5人。シャーレ(優勝銀皿)とトロフィーも披露され、市職員らは拍手や水戸の勝利をたたえるチャント(応援歌)で歓迎した。

小島社長はあいさつで、「昇格は水戸市をはじめとしたホームタウンや地域の皆さんの支えがあって初めて実現できた」と感謝。J1での飛躍を誓い、支援の継続を求めた。

高橋市長は「夢と感動を与えてくれたことに感謝。水戸市民の誇り」と笑顔で応じ、ホームタウン推進協議会の会長として「水戸を取り巻く皆が当事者意識を持ち、力を合わせて支えていく雰囲気を、水戸市はもとより県全体でつくり上げたい」と話した。

今季の勝利の秘訣(ひけつ)や来年2月から始まる「J1百年構想リーグ」にも話は及んだ。森監督は「J1に思い出づくりに行くわけではない。日々のトレーニングをやり、しっかりと戦いを挑む」と誓った。

小島社長は報道陣の取材に応じ、スタジアムの環境整備について「もっと快適に観戦でき、ストレスなく帰ってもらえるよう行政とも協議を続ける」と説明した。



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