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チーズに合う日本酒 岡部合名会社 知事にPR 茨城

「チーズに合う日本酒」の開発背景を語る岡部合名会社の岡部彰博社長(左)=県庁
「チーズに合う日本酒」の開発背景を語る岡部合名会社の岡部彰博社長(左)=県庁


茨城県常陸太田市の老舗酒蔵、岡部合名会社の岡部彰博社長が3日、県庁の大井川和彦知事を訪ね、県産業技術イノベーションセンター(同県茨城町)と共同開発した「チーズに合う日本酒」をPRした。

同社は創業150年を迎え、新たな取り組みとして海外を意識した酒造りに挑戦した。チーズに合う日本酒造りは、県がイタリアのエミリア・ロマーニャ州と友好都市であることからスタート。同社は同センターと協力し、酒の仕込み水や温度管理、口当たりの良い度数などを分析して完成させた。

味わいは甘口で、チーズの塩気を引き立たせている。大井川知事が出来栄えを尋ねると、岡部社長は「最初にしては良かった。現地の人からも好評で、自信が付いた一品」と声を弾ませた。大井川知事は「インパクトのある商品。手に取ってみたいと思わせる」と評価した。来年1月には台湾への出荷が決まっており、同社はヨーロッパへの輸出も進めていくという。



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