《みと・まち・情報館便り》地理学者の赤水の前半生描く朗読劇

朗読劇を上演する水戸朗読の会のメンバー=水戸市南町
朗読劇を上演する水戸朗読の会のメンバー=水戸市南町


江戸時代の地理学者で、伊能忠敬より40年以上も前に経緯線入りの日本地図を作った長久保赤水(1717~1801年)=茨城県高萩市出身=の前半生を描く朗読劇が11月22日、同県水戸市南町2丁目の水戸証券ビル1階ホールで開かれた。同ビル1階の茨城新聞みと・まち・情報館が企画。水戸朗読の会(寺門幸子代表)が両親、継母の愛に包まれながら、学問に励んだ赤水の原点に迫った。

物語は、同会の指導に当たる演出家、森本勝海さんが横山洸淙さんの小説「清学の士 長久保赤水」を基に脚色。少年・青年期の両親や継母との生活、学問に励む赤水の姿などを生き生きと描いている。同会メンバーの朗読に、柴草幹男さんのフルート演奏が彩りを添えた。

この日は、長久保赤水顕彰会の佐川春久会長も朗読劇を鑑賞。来場した50人余りの観客を前に、あらためて近年、関心が高まる郷土の偉人をPRした。



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