「第九」街中に響く 市民368人合唱 水戸芸術館 茨城
ベートーベンの交響曲「第九」を合唱する「水戸の街に響け! 300人の《第九》2025」が7日、茨城県水戸市五軒町の水戸芸術館広場で開かれた。冬晴れの下、大合唱団が美しい歌声を響かせた。
市芸術振興財団、県合唱連盟、市合唱連盟が主催。1999年に始まり、水戸の師走の風物詩として親しまれている。今年で22回目。
演奏は2回行われ、計3550人が詰めかけた。
合唱団には市民を中心に9歳から92歳までの計368人が参加。プロの独唱者や器楽演奏者とともに第4楽章を披露した。
演奏後は指揮を務めた打越孝裕さんが観客に呼びかけ、平和への願いを込めた「よろこびの歌」を会場一体となって高らかに歌い上げた。
合唱に参加した同県笠間市立岩間第一小3年、松浦銀之介さん(9)は「とても緊張した。高い音や長く伸ばすところがきれいにできるよう気を付けた」とはにかんだ。












