茨城県石岡市と大相撲石岡場所実行委員会(松永正宏委員長)は8日、市制施行20周年記念事業として来年4月20日に地方巡業「大相撲石岡場所」を開くと発表した。石岡市での開催は2014年8月以来、約12年ぶり。同日、日本相撲協会の立浪親方(元小結・旭豊)らが谷島洋司市長を表敬訪問し、開催をPRした。

同市では20年にも開催計画があったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止されたため、今回は市民待望の興行となる。

この日、市役所を訪れた立浪親方は「巡業の会場は土俵と客席の距離が近い。力士の体がぶつかる音や息遣い、飛び散る汗まで感じてもらえるはずだ」と地方巡業ならではの魅力を強調。「郷土の英雄を応援する熱気で盛り上がってほしい」と期待した。

会場は同市南台の茨城電設スポーツアリーナ石岡。午前9時の公開稽古に始まり、禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」や相撲甚句、横綱土俵入り、幕内取組などが行われる予定。

チケットは13日から同市石岡のスポーツプラザ山新石岡駐車場内の実行委事務局で先行販売が開始され、21日から一般販売(チケットぴあ)が始まる。タマリ席SS1万6千円、2階イス席B4千円など。問い合わせは同事務局(電)050(5536)1591。