《第20回 茨城・希望号’25》平和への願い強く 広島 原爆ドーム、記念公園見学
障害のある人に旅行を楽しんでもらう「第20回希望号」(茨城新聞社、茨城新聞文化福祉事業団主催)が8日、広島への旅に出発した。参加者は同日、広島市の原爆ドームなどを訪れ、平和の尊さを学んだ。
今回の希望号は、8~10日の日程で約70人が参加。日本三景の一つ「安芸の宮島」(広島県廿日市市)などを訪れる。
一行は、東京都大田区の羽田空港から飛行機に搭乗。同県三原市の広島空港に降り立った後、バスに乗り換えて移動し、広島市の平和記念公園に到着した。原爆ドームを見学し、広島平和都市記念碑で献花、黙とうした。広島平和記念資料館では、原爆被爆時の同所の様子を伝える資料や展示を見て、平和への願いを強くした。
高橋百合子さん(73)は障害のある長女、千夏さんと参加した。百合子さんは「資料館では当時の生々しい様子が展示されていた。目を背けたくなる悲惨さがあったが、一度は見てみたかったので良い旅行になった」と話した。
2日目の9日は、同県尾道市の千光寺公園などを回る予定だ。












