下妻運送 破産手続き開始決定 負債2億円 茨城
帝国データバンクつくば支店は9日、一般貨物自動車運送の下妻運送(茨城県下妻市下妻丙)が水戸地裁下妻支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は11月28日付。負債は約2億円。
同社は1956年に設立。市内の企業が主要得意先で、過去には大型トラックやトレーラーを約15台所有し、建材や機械部品の輸送を主力に一定の受注を確保していた。2002年3月期の年売上高は約1億8700万円を計上した。
だが、受注は徐々に減少し、24年3月期の年売上高は約6000万円にまで落ち込んだ。燃料費の高騰などでコスト負担が増し、慢性的な赤字が続いた上、金融機関からの借り入れも困難となり、業績改善の見通しが立たなくなったことから、事業継続を断念した。











