茨城県警那珂署と県警機動捜査支援課、捜査3課の合同捜査班は9日、同県那珂市、建設作業員、被告の男(46)=窃盗罪などで起訴=が太陽光発電所の銅線ケーブルを狙った窃盗を22件繰り返していたことを裏付け、同日までに水戸地検に送致し捜査を終了したと発表した。被害総額は約800万円に上る。同署によると、容疑を認めている。

同署によると、男は5月ごろから7月ごろまでの間、同市や同県笠間市の太陽光発電所に設置された銅線ケーブルをケーブルカッターで切断して盗んだ疑い。

男は、犯行前の昼間に現場周辺の防犯カメラや柵の有無、人通りなどを下見していた。犯行は主に夜間で、敷地の金網をケーブルカッターで切って侵入していた。盗んだケーブルは栃木県にある複数の金属買い取り業者に売却。得た金は生活費に充てていたという。