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高さ100メートルの訓練 牛久大仏 茨城

牛久大仏の目からロープを使って降下する消防署員=10日、牛久市久野町
牛久大仏の目からロープを使って降下する消防署員=10日、牛久市久野町


救助技術の向上につなげようと、牛久、阿見の両消防署は10日、茨城県牛久市久野町の牛久大仏で、高所で宙づりになった人を助ける訓練を行った。救助者と要救助者役の2人一組で2回、高さ約100メートルの大仏の目からロープを使って足元の台座まで慎重に降下した。

訓練は、牛久大仏庭園管理事務所の協力で昨年から行っている。今年は両署から約40人が参加。このうち4人が交代で実演した。先に降りた1人が高さ約50メートルの腹部付近で宙づりになり、後から降りた1人が安全を確かめながら、抱きかかえて台座まで降下した。

参加した阿見消防署の青木亮太さん(25)は「救助が来るまでの不安な気持ちを実感した。高所での救助に生かしたい」と話した。牛久消防署の田中新也さん(32)は「普段できない高さでの訓練。一つのミスが命取り。安全第一を改めて意識した」と述べた。



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