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つくば市・自動運転で手すり接触 原因は太陽フレア 衛星測位精度の低下 茨城

つくば市の実証実験で運行されていた自動運転の電動カート=つくば市吾妻、2024年10月
つくば市の実証実験で運行されていた自動運転の電動カート=つくば市吾妻、2024年10月


茨城県つくば市で11月、自動運転の実証実験中に人を乗せた電動カートが手すりに接触したのを巡り、市は10日、当日発生していた強い太陽フレアに起因する衛星測位精度の低下が原因と発表した。実験しているのは、子育て世代向けの次世代移動サービス「こどもMaas(マース)」で、接触を受け現在中断している。対策として車両側面の範囲を検知する接近センサーの搭載を決め、13~16日に再発防止策を検証する試験走行を行う。

手すりへの接触は11月12日、同市竹園のつくばカピオ敷地内のスロープで発生。カートが方向転換してスロープを上がる際、内輪差によりスロープの手すりに接触した。試乗体験の大学生2人と運転手1人にけがはなかった。

市科学技術戦略課によると、再発防止のための試験走行は、乗客を乗せずにつくば駅周辺で実施する。障害物に近づいた時に接近センサーが正しく反応し、減速や停止ができるかなどを検証する。安全性が確認できれば、実証実験を再開したい意向だ。

こどもMaasの自動運転の技術レベルは現在、運転手が必要に応じて手動運転をする「レベル2」。市は数年後の導入を見据えている。



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