繊細な「炎」の花 ムクナ・ベネッティ初開花 茨城・水戸市植物公園
緋(ひ)色で三日月形の花びらが房状に垂れるマメ科の植物「ムクナ・ベネッティ」が、茨城県水戸市植物公園(同市小吹町)の温室で開花した。炎のように情熱的に映る外見と異なり、繊細な温湿度管理が必要な植物で、同公園は専用の温室を設置。5年あまりの試行錯誤の末に初めて花を咲かせたという。
ニューギニア原産で「世界一美しいツル植物」とされる。同公園によると、今後約2週間は緋色の花を楽しめる。
花の色彩を際立たせようと、絵画風の見せ方も行っている。温室の窓を額縁のように囲い、有名絵画にちなみ「ムクナの叫び」のキャプションを添えた。広報担当の綿引静哉さんは「悲願の赤い花を見に来て」と話した。











