水戸市教委 春・夏休み、延長へ 暑さ対策や新年度準備 茨城
茨城県水戸市教育委員会は2026年度から、市内小中学校の夏休みや春休みなど長期休業期間を見直す。近年の記録的猛暑による熱中症対策や新年度の準備期間の確保などが狙い。市教委は「子どもたちが安心して学校生活を送れるよう体制を万全に整えたい」としている。
夏休みは現行7月21日~8月26日までとなっているが、同31日まで5日間延長する。近年の記録的猛暑で熱中症リスクが高いことから、「子どもたちの登下校時の健康と安全を最優先する」(市教委)としている。国からも夏休み期間の見直しを検討するよう要請がきているという。
また、年度始めの休みを現行の4月1~5日から、同1~7日まで2日間延長。春休み期間は3月25日~4月7日となる。理由について市教委は、新しい担任への引き継ぎや新入学児童生徒を迎える体制づくりなど「新年度の準備期間を十分に確保するため」としている。
一方、夏休みの延長などで減った分の授業時間を確保するため、冬休みを2日間短縮し、現行の12月24日~1月7日を、12月25日~1月6日に変更する。市教委は「各学校で教育課程の編成を工夫するなど確実な授業時間の確保に努めたい」としている。
市教委によると、英会話教育推進など国の方針に合わせて夏休み期間の見直しなどを進め、18年度に現行の長期休業期間になった。
見直し後の長期休業期間は次の通り。
▽夏休み
7月21日~8月31日
▽冬休み
12月25日~1月6日
▽春休み
3月25日~4月7日











