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日本語学校で結核集団感染 外国人ら男女19人 竜ケ崎保健所管内 拡大の恐れなし 茨城

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町


茨城県は18日、竜ケ崎保健所管内の日本語学校で、結核の集団感染が発生したと発表した。外国人を含む生徒や教員ら10~60代の男女計19人に発病や感染が確認された。全員治療中だが、重症者はおらず感染拡大の恐れはないとしている。県内で結核の集団感染発生は2024年9月以来。

県疾病対策課によると、同校生徒の20代男性は、3月からせきやたんなどの症状が出始め、8月8日に受けた学校の定期検診を機に肺結核と診断された。これを受け、同月から複数の医療機関で接触者の健康診断を実施した結果、男性以外に18人の感染が確認され、うち5人が発病していた。

男性は入院中で症状は快方に向かっている。ほかの18人も治療中で、いずれも結核菌の排出がないことから、他者に感染させる可能性はないとしている。

結核は結核菌による感染症。症状はせきやたん、発熱など。せきなどで出た菌を含む飛沫(ひまつ)を介して空気感染する。初期症状は風邪に似ており、進行すると菌を体外に排出する。発病は30%程度という。

県内の結核患者数は近年200人台で推移し、昨年は212人で死者28人(速報値)だった。

同課は重症化の予防や感染拡大防止、早期発見のため「2週間以上のせきなどの症状が続く場合、早めに医療機関を受診してほしい。年1回の健康診断の受診もお願いしたい」と呼びかけている。



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