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茨城・阿見 冷凍庫に長女の遺体遺棄 20年以上放置 母親に執行猶予判決 地裁土浦支部

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茨城県阿見町うずら野の民家で、殺害された娘の遺体を押し入れや冷凍庫の中に遺棄したとして、死体遺棄の罪に問われた母親で同町、無職、森恵子被告(76)の判決公判が18日、水戸地裁土浦支部で開かれ、朝倉静香裁判官は拘禁刑1年、執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)を言い渡した。

判決理由で朝倉裁判官は、約20年前に夫が殺害した娘の遺体を押し入れや冷凍庫に隠し、長期間、遺体を遺棄したことは「一般的な宗教的感情を著しく害する悪質な犯行」と指弾。一方、娘には違法薬物の使用や家庭内暴力などの問題行動があったほか、通報を義母に止められ、やむなく夫の犯行を隠し続けようと考えた犯行経緯には「一定の同情すべき事情がうかがえる」と述べた。自首し、事実を認めて反省していることから、執行猶予付きの判決とした。

判決によると、2005年7月16日ごろ、自宅で長女の万希子さん=当時(29)=が死亡しているのを知り、遺体を同31日までの間、自宅の押し入れに遺棄。さらに同日から今年9月23日までの間、自宅の冷凍庫内に放置し遺棄した。



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