人や貨物の往来が増加する年末年始に当たり、海上の事件事故を防ごうと、茨城海上保安部と茨城運輸支局は15日、茨城県大洗町港中央の茨城港大洗港区に着岸中の商船三井フェリー「さんふらわあ　さっぽろ」で、安全点検を行った。

点検は午前10時から実施。職員24人が船内に乗り込み、ごみ箱やトイレ内の不審物の確認や、甲板や客室、ロビーなどにある救助艇や救命胴衣の救命設備の点検をした。また、航行する際に必要な法定書類の確認や船員への安全な運航をしてもらうよう指導した。

同保安部は、今月10日から来年1月10日までの間、特別警戒と安全指導を実施。期間中は船舶への立ち入り検査や巡視、船員らへの安全指導を行う。八田真治部長は「海上での事故や犯罪がないよう、尽力していきたい」と話した。