福かき寄せる熊手 石岡・常陸国総社宮 茨城
茨城県石岡市総社の常陸国総社宮(清原師竺宮司)で、福を呼び込むとされる熊手作りが行われている。きらびやかな熊手が広間に並ぶ中、巫女(みこ)たちは心を込めて、お札を差し入れていた。
熊手は正月の縁起物。小判や米俵、福の神、タイなどで豪華に装飾されている。21日は高さ約1メートルの大型から手のひらサイズまで約10種類が集められた。巫女たちは「災いがないように。平穏な年になるように」などと願いながら、熊手を仕上げていた。
三が日には大勢の人が熊手を求める。清原宮司は「来年のえと、うまの勢いにあやかって、多くの人たちにとって躍進する年になってほしいとの思いを熊手に込めている」と話した。











