全国体力テスト 茨城県、男女とも好成績維持 中2女子、7回連続3位 握力(中2女子)、長座体前屈(小5女子)種目別1位
スポーツ庁は22日、小学5年と中学2年の全員を対象にした2025年度全国体力テストの結果を公表した。茨城県は合計点で中2女子が7回連続の3位。同男子は4位(前年度3位)、小5女子(同4位)と男子(同5位)はともに5位といずれも上位に入った。種目別では中2女子の握力や小5女子の長座体前屈で1位となるなど、全32種目のうち29種目で全国平均を上回り、「体力上位県」として好成績を維持した。
合計点は小5男子、同女子、中2男子、同女子でそれぞれ8種目測定し、結果を80点満点で点数化した。
調査結果によると、中2女子は全国平均を3.16点上回る50.62点。種目別では握力が24.13キロで1位、上体起こしが22.94回、長座体前屈が50.36センチ、50メートル走が8.78秒でいずれも2位だった。ほかにハンドボール投げが12.98メートルで8位と、8種目中5種目で1桁順位となった。
同男子は全国平均より2.31点高い44.37点で、50メートル走が7.87秒で3位、握力が30.00キロ、長座体前屈が47.83センチでともに4位だった。
小5女子は全国平均を2.80点上回る56.78点。長座体前屈が40.50センチで1位だったほか、上体起こしが20.15回で2位、50メートル走が9.63秒で3位となるなど、5種目で1桁順位となった。同男子は全国平均より1.96点高い54.99点。上体起こしが20.85回で2位、長座体前屈が36.18センチで3位だった。
県教委保健体育課は、好成績を維持できた要因について、「各学校が課題に応じた体力アップ推進プランを立て、取り組んできた成果が表れている」と分析した。
一方で、種目別では小5男子ソフトボール投げと中2男女反復横跳びで全国平均を下回り、依然として課題も見られる。同課は対応として、来年1、2月に学校種ごとに研修会を開き、好事例の共有などに取り組むとしている。











