スノボ五輪代表候補 荻原(茨城・牛久市出身) 「金二つ」誓う 福島で練習公開
スノーボード男子2種目でミラノ・コルティナ冬季五輪への出場が確実視される荻原大翔(TOKIOインカラミ)=茨城県牛久市出身=が23日、福島県北塩原村のスキー場「星野リゾートネコママウンテン」の特設コースで練習を公開し、「スロープスタイル、ビッグエアともに金メダルを取れるように頑張りたい」と抱負を語った。
この日取り組んだのは、ジャンプ台や階段の手すりのようなレールで技を繰り出すスロープスタイルの練習。ジャンプ台では持ち味の回転技にグラブ(板をつかむ技)を組み込む新技などに挑戦。さまざまな形状のレールの上を滑った。「最近のスロープスタイルは多彩な技が必要。やりたいことをいろいろ練習できてた」と満足そうに話した。
特設コースは、スポンサー契約を結ぶ同スキー場が荻原の意見を取り入れ設置。国際大会に近い仕様に仕上がり「理想のパークを作ってもらえた。ここで練習して強くなる」と恩返しを誓った。
今年1月、世界のトップ選手が集まる冬季Xゲームのビッグエアで、6回転半の大技を世界初成功させ初優勝を飾った。今月13日には、ワールドカップ(W杯)ビッグエア最終戦で横5回転半技を繰り出して頂点に立ち、全日本スキー連盟(SAJ)が定める五輪派遣基準を満たした。
3歳から慣れ親しむ同スキー場で、来年1月2日まで練習した後、スロープスタイルのW杯やXゲームに挑み、2月の五輪を迎える。20歳の有望株は「スロープスタイルで表彰台を取ったことがないので、まずはW杯をしっかり取りたい」と意気込んだ。
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