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新行事の取り組み議論 茨城県南8高、生徒会チーム 情報交換し、自発性育む

楽しい学校づくりに向けた各校の取り組みについて感想を述べ合う県立高の生徒会役員ら=牛久市内
楽しい学校づくりに向けた各校の取り組みについて感想を述べ合う県立高の生徒会役員ら=牛久市内


「みんなが楽しい学校」の実現に向けて、茨城県南地区の県立高の生徒会役員らでつくるワーキングチームが26日、同県牛久市内で開かれた。計8校の生徒、教職員ら約30人が参加し、自校での取り組みの内容を発表したり、方策を巡って議論を交わしたりした。卒業生を送る会の企画案を、生徒自身が職員会議で提案した事例なども報告された。

ワーキングチームは県教育委員会が主催し、他者と協働しながら積極的に社会参画意識を育む教育の一環。生徒の自発的、自治的な活動の充実を図る狙いがある。

参加校は、江戸崎総合▽取手一▽取手二▽取手松陽▽藤代▽藤代紫水▽牛久▽牛久栄進の8校。これまで取手市内5校で開いてきた情報交換会を、昨年から参加校を増やし拡充した。

この日は、各校が取り組む行事などの内容について発表した。県立取手二高の生徒会は、新たな学校行事として「3年生を送る会」を来年に実施することや、実現するために生徒会が企画書を作って職員会議で提案したことなどを発表した。一方で、「送る会」の準備期間を十分に確保できなかった点など課題についても触れた。

取り組みを振り返り、物事を進める際には何事も挑戦してみることや、異なる立場の人々と意見を交換する大切さに気付いたとまとめた。

同校生徒会長の寺田結茉さん(17)は「他校の生徒会と交流することで、自分の生徒会だけでは解決できない課題に対し、ヒントが得られる有意義な時間だった」と感想を語った。



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