《茨城県政この1年》(下) 6年ぶりソウル定期便
【大井川氏が知事3選】任期満了に伴う茨城県知事選は9月7日、投票が行われ、開票の結果、無所属の現職、大井川和彦氏(61)=自民、国民民主、公明推薦=が3回目の当選を果たした。投票率は前回を1.50ポイント下回る33.52%で、戦後の公選制導入後に実施された21回の知事選のうち、5番目に低かった。
【県内下水道「要緊急」10キロ】国は9月17日、下水道管の全国調査結果を発表した。県管理の管に腐食や破損があり、原則1年以内の対応が必要となる「緊急度I」は延長10.5キロに及んだ。県は11月28日、早急に対応が必要な管は2.1キロとした。
【外国人共生で国に要望書】県市長会と県町村会は10月6日、外国人との共生に向けた対応策を探る特別委員会の初会合を水戸市内で開催。不動産取得の制限や日本語の指導支援、納税の厳格化など、法整備や制度化を求める要望をまとめ、12月22日に国に提出した。
【ソウル便が就航】茨城空港と韓国・仁川(ソウル)を結ぶ6年ぶりの定期便運航が11月12日から始まった。運航する同国の格安航空会社(LCC)エアロKは5月から同国・清州の定期便も運航しており、茨城県と同国が週6日結ばれた。
【県教委わいせつ処分歴DB未確認】県教育委員会は10月14日、2023年4月以降に採用・異動した県立、市町村立学校の教職員延べ9329人について、児童生徒へのわいせつ行為に関する処分歴を国のデータベースで確認していなかったと発表した。
【県立高校内に防犯カメラ】県教委は10月15日、2029年度までに全ての県立高の廊下に防犯カメラを設置する方針を明らかにした。盗撮・わいせつ事案防止のほか、学校生活の安全性向上や校内でのトラブル防止も目的とする。
【基腐病(もとぐされびょう)で緊急事態宣言】ひたちなか市で11月、「サツマイモ基腐病」が2例確認された。県内での発生は3年半ぶり。その後も感染確認が相次いだことから、県は独自の「緊急事態宣言」を初めて出し、防疫措置に追われた。
【御船祭ユネスコ登録】北茨城市大津町に約300年前から伝わる「常陸大津の御船(おふね)祭」が12月11日、ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まった。茨城県では「山・鉾・屋台行事」としては日立風流物に続き、2件目。










