茨城県知事「幸せな県目指す」 官公庁、仕事始めで決意
茨城県内の官公庁は5日、正月休みを終え、新年の業務を始めた。首長らは仕事始め式などで訓示し、地域のさらなる発展に向け決意を新たにした。
県庁では大井川和彦知事の年頭訓示を収録した映像が配信され、職員が業務を休止して各職場のテレビで視聴した。大井川知事は「『活力があり、県民が日本一幸せな県』の実現を目指す」と呼びかけた。
県庁7階の県総務課では、午前10時半ごろ、庁内テレビを通して職員が訓示に耳を傾けた。
大井川知事は5分間の映像の中で昨年の最低賃金の引き上げに触れ、茨城県の経済実態と最低賃金との乖離(かいり)額を中長期的に解消する職員らの提案が大幅引き上げに結び付いたと指摘。「柔軟に思考することによって困難を乗り越えた一例」と強調した。茨城県の飛躍に向けて一層の改革が必要として「変化を恐れず新たな取り組みに果敢に挑戦しよう」と訴えた。
県は2019年、仕事始め式に代わり、映像による知事訓示に切り替えた。翌20年から生中継を収録映像の配信に変更し、庁内テレビで午前と午後の2回放送している。
訓示を聞いた堤谷聡嗣総務課長は「挑戦、スピード感、選択と集中の三つの基本姿勢は職員も共有している。固定観念にとらわれず挑戦を続けて、県民の幸せの最大化を目指したい」と意欲を表した。
■水戸市長 馬力を発揮し 負託に応える
水戸市は5日、市役所で仕事始め式を開いた。高橋靖市長は幹部職員らを前に、今年の干支(えと)の午(うま)年にちなみ、「馬力を発揮して市民の負託に応えたい。最高峰を目指すマインドを持って仕事に取り組んでほしい」と呼びかけた。
人口減少、高齢化社会に立ち向かうため、政策力の重要性を強調。「政策力に磨きをかけることで、競争力を生み、都市力の向上につながる。既成概念にとらわれず新たな発想、新たな力を巻き込みながら、先進的なまちとして先頭を走っていきたい」と述べた。
また、オンリーワンだけにこだわり満足してしまう「オンリー・オンリーワン」から脱却し、「これまで積み重ねてきた政策や地域資源に甘んじることなく、新たな付加価値を付けていくネクスト・オンリーワンを目指す」と力を込めた。
■結城市 結城紬姿の職員 来庁者を出迎え
結城市役所では仕事始めの5日、職員が伝統工芸品「結城紬(つむぎ)」を身にまとい、来庁者を出迎えた。華やかな着物姿の4人が庁舎1階の総合案内前に立ち、来訪した市民らに笑顔であいさつした。
市商工観光課によると、結城紬のPRやイメージアップを図るため、2024年から毎年実施している。今年は職員有志でつくるグループ「なでしこ結城」のメンバーが出迎えた。同グループは、着物で市内を散策するイベント「きものday結城」の受け付け業務などに携わる。
職員は、同課が貸し出している結城紬を着用。水色の無地やピンク色のしま模様といった着物で出迎え、来庁者が目的の窓口まで迷わないように案内した。市会計課職員の関根清美さん(39)は「新春なので、あえて鮮やかな色を選んだ。改めて結城紬を見ていただける良いきっかけになったのでは」と話した。
■常陸太田市長 責任と役割全うし 次の世代へつなぐ
昨年5月に就任した常陸太田市の藤田謙二市長は5日、市役所本庁舎で幹部職員や一般職員ら約100人を前に初めての年頭訓示を行った。「愛する常陸太田をしっかりと次の世代へとつないでいくための責任と役割を全うしたい」と決意を語った。
藤田市長は冒頭、市内のホテル「HOTEL R9 The Yard常陸太田」や宮の郷工業団地連絡協議会との災害連携協定の締結、姉妹都市関連の事業など、昨年の取り組みを振り返った。市職員のさまざまな労をねぎらいながら「市役所は市民の役に立つ所と書く。市民目線を大切にしながら仕事に取り組んでもらうとともに、それぞれに目標を掲げ、明るくやりがいを感じながら、共に仕事に取り組みましょう」と呼びかけた。











