「茨城新聞生成AI」スタート 記事データと連携 地域の課題解決後押し
茨城新聞社は2026年度、国内最高峰のセキュリティーを誇る生成人工知能(AI)に、茨城新聞の確かな取材に基づく過去15年分の記事データを連携させた「茨城新聞生成AI」の提供を始めます。創刊135周年記念事業の一環と位置付け、人手不足や物価高騰に挑む県内の企業・団体や自治体、地域のコミュニティーの生産性向上と課題解決を後押しします。
■安全・安心
生成AIとは、人間のように文章や画像を生成する画期的なAIで、3年前に登場した「チャットGPT」などが代表的です。その進歩は目覚ましく、若い世代を中心に日常やビジネスで急速に普及しています。しかし、無料版は機密情報や個人情報が意図せず外部に漏れてしまうリスクが指摘されています。
茨城新聞生成AIは、東証グロース上場のエクサウィザーズ(東京)が提供する法人向け生成AI「エクサベース」を基盤に採用しました。入力したチャット内容が学習データとして利用されないようブロックするなど、高度なセキュリティー対策が施され、情報漏えいの心配がありません。全国で企業や自治体を中心に導入1000社、利用ユーザー10万人を突破し、安全・安心には実績があります。
■地域密着型AI
米国発祥の生成AIは、学習データの偏りから生じる「ローカル情報の不足」が大きな課題となっています。世界や国内の一般的な情報には強いですが、茨城
県内の細かな情報が決定的に不足しています。
そこで、東日本大震災が起きた2011年以降の茨城新聞に掲載された記事を情報ソースとして搭載し、地元情報に詳しい「地域密着型生成AI」を新規に開発します。日々発行される茨城新聞の記事も追加し、県内各地の地域事情を踏まえた正確で深い回答や提案を得ることができます。
■手厚いサポート
生成AIは議事録要約や文字起こし、広報原稿作成、市場・トレンド調査、企画立案、アイデア出し、アンケート分析、求人票・面接質問の作成など、あらゆるシーンで活躍します。用途や予算に応じ「チャットGPT」「ジェミニ」「クロード」など最適な生成AIモデルを選んで利用できます。
茨城新聞生成AIは、誰でも簡単に最初から使えるように200以上の豊富なテンプレート(ひな型)を用意しました。導入初日から初めての人でも直感的に利用できます。茨城新聞社スタッフが導入時の設定から使用上の疑問点まで、ユーザーの課題解決に寄り添い手厚くサポートします。
プランは民間向けや自治体、教育機関、少人数の会員向けなどを用意します。発売時期や料金プランは詳細が決まり次第、発表します。
問い合わせはDX推進局(電)029(239)3028(平日午前10時~午後5時)。











