《連載:2026茨城・飛躍の人》(1) プロゴルファー 木村円(27) 攻めの姿勢、ツアーで
「竹のように、しなやかに」。プロゴルファー、木村円選手(27)はぶれない軸と整えた心身で、プロとして2026年を迎える。昨年、6度目の挑戦で女子プロゴルファーの仲間入りを果たした。遅咲きのヒロインは「攻めるゴルフは私の持ち味。ツアーで見せたい」と抱負を語る。
「最後の挑戦」に据えたプロテスト。不安をなくすための準備を怠らなかった。例年と環境を変えて年越しをオーストラリアで迎え、国内で体験できない4日間の大会に参加して実戦経験を積んだ。部門別で契約したコーチたちからの指導も生きた。帰国後に臨んだ昨年4月のミニツアーで優勝。精神面、筋肉の使い方など「取り組みは間違っていなかった」。
友人の吉報も力になった。同10月に中学の同級生、片山皓心投手がプロ野球ドラフト会議でDeNAから指名を受けたことを知り「背中を押された」。
初めて進んだ同11月の最終テストでは、中盤でスコアを伸ばせず3日目の晩、涙があふれた。だが「不安や強がっていた部分も出し切れた」と吹っ切れた最終日。積み重ねた一つ一つがつながった。長い手足を生かした力強いドライバーから、気持ちから逆算した強気のアプローチでピンを狙い3アンダー。「自分じゃないみたいだった」
今年の目標は、ステップアップツアーの賞金ランキング1位と複数勝利。同郷で同学年の畑岡奈紗選手の活躍や、地元でツアー初優勝の先輩・金沢志奈選手の存在にも刺激を受けるが「花が咲くタイミングは人それぞれ」とペースは崩さない。大輪の花を咲かせるための一歩目を踏み出した。
■きむらまどか
茨城県ひたちなか市出身。明秀日立高-日体大。身長173センチ。持ち味のドライバーの平均飛距離は270ヤード。27歳。
2026年に活躍が期待される茨城県関係の若者たちを紹介する。











