水戸ネイリスト殺害 玄関に血の足跡多数 捜査本部1週間 部屋は血痕なし 茨城
茨城県水戸市加倉井町のアパートで住人のネイリスト、女性(31)が殺害された事件は9日、県警水戸署に捜査本部が設置されて1週間を迎えた。女性が倒れていた玄関付近には多数の血の付いた足跡が残っていたことが捜査関係者への取材で分かり、県警は犯人のものが含まれているかどうか鑑定を急いでいる。
女性は昨年12月31日午後7時15分ごろ、玄関内で血を流して倒れているのを帰宅した夫(27)に発見された。首に刺し傷があったほか、頭部には鈍器で殴られたような傷が十数カ所あり、頭蓋骨の骨折も確認された。
血痕は玄関の床や壁に付いていたが、部屋の中では確認されておらず、玄関付近で襲われた可能性が高い。血の付いた足跡は玄関の内側と外側の両方にあり、県警は救急隊員ら以外の足跡が含まれるか調べている。
女性の死因は外傷性ショック。県警は犯人が複数の凶器を使い、強い殺意を持って襲ったとみている。凶器は見つかっていない。女性の腕には身を守る際にできた防御創とみられる傷も多数あった。夫婦2人暮らしで、女性は妊娠中だった。
女性は31日正午過ぎに夫と買い物に出かけ、いったん帰宅後、再び別々に外出。午後4時50分ごろ夫に「これから帰る」と電話しており、夫が仕事から戻るまでの2時間余りの間に帰宅し、襲われたとみられる。
発見時は白い部屋着姿で、靴は履いていなかった。室内側に頭を向け、横向きに倒れていた。暗証番号式の玄関の鍵はあいていたといい、犯人は玄関から逃走した可能性がある。室内に物色された形跡はなく、窓は全て施錠されていた。スマートフォンや財布、バッグなども手付かずのまま室内に残されており、県警は恨みを持った顔見知りの犯行の可能性も視野に捜査している。
県警は周辺の防犯カメラ映像の解析や聞き込みのほか、交友関係の洗い出しなどを進めている。水戸署捜査本部には8日時点で33件の情報が寄せられており、引き続き不審な人物や車両の目撃などを含め幅広い情報提供を求めている。フリーダイヤル(0120)008376。










