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《連載:2026茨城・飛躍の人》(4) K-1甲子園優勝 草野浩二郎さん(17) 感謝の拳、蜂のごとし

K-1甲子園2025高校生日本一決定トーナメント55キロで優勝した草野浩二郎さん。次の大会に向けて練習に打ち込む=栃木県壬生町安塚
K-1甲子園2025高校生日本一決定トーナメント55キロで優勝した草野浩二郎さん。次の大会に向けて練習に打ち込む=栃木県壬生町安塚


体格差がある相手にもひるまず、懐に潜り込む。恩師へ、家族へ、友人へ、感謝を込めて拳を繰り出す。

格闘技の高校生日本一を決める「K-1甲子園2025」55キロ級で王座に就いた。準決勝、決勝とも身長が10センチも高い選手と対戦。手足の長さで劣る分、素早い動きと磨いた打撃で勝利を手繰り寄せた。

身のこなしを「蜂」に例える。「一番効く場所とタイミングを瞬時に見極めてパパンと打ち、相手が反撃する時にはもういない」

夏のプロデビューを見据え、1秒も無駄にできない。週3日、栃木県壬生町のジムに通う。4時間を超えるトレーニングで心身を限界まで追い込む。帰宅が深夜になったとしても早朝の自主練習は欠かさない。

格闘技好きの父の勧めで、小学1年でキックボクシングを始めた。4年後にK-1ジムに入門。同世代の自分より小さな選手に打ち負かされ、練習から逃げたいと思った時期もあった。「勉強も運動も苦手。やめたら何もなくなる」

初挑戦の2024年大会で準優勝。予想以上の手応えに満足しかけたが、ジム代表の言葉で目が覚めた。

「優勝以外は最下位だ」

課題だったパンチの威力を強化するため、サンドバッグを25秒間全力で打つ練習を重ねた。迎えた25年大会。自戒を込め、恩師の言葉を借りて試合前のインタビューでたんかを切った。努力が実を結び、父と抱き合い喜び泣いた。

スポンサー集めの飛び込み営業に奔走中。手を挙げてくれた2社に「まだ何者でもない僕を応援してくれてありがたい」と語る。

「見応えある試合で魅せて勝つプロになりたい」

■くさの・こうじろう

福島県出身、茨城県水戸市在住。コーラが大好きな県立水戸農高2年。息抜きは友人とのカラオケ。17歳。



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