衆院解散意向 茨城県内選管 準備急ピッチ 「混乱」焦りの声も
高市早苗首相(自民党総裁)が23日召集予定の通常国会冒頭で衆院を解散する意向を固めたことを受け、茨城県内の選挙管理委員会は準備に追われている。投開票が予想される2月に首長選を予定する自治体や、人口の多い自治体の選管担当者からは「混乱している」など焦りの声も上がった。
総務省は10日、茨城県含めた全国の都道府県選管に衆院選を見据えた事務作業の準備を進めるよう通達。県選管もその日のうちに県内全44市町村に連絡した。
「衆院選の準備は毎回タイトだが、今回は特に大変だ」。県選管担当者は困惑の表情を見せた。
1月27日公示・2月8日投開票と2月3日公示・同15日投開票の日程が軸で、最短だと公示までわずか2週間。県選管は「とにかく間に合うように対応する」とし、立候補予定者や政党向けの説明会の日程、場所の調整のほか、「選挙の七つ道具」や投票用紙の準備などを急ピッチで進めている。
県内の首長選は2月に高萩、境、阿見の3市町で予定される。
高萩市長選は2月1日投開票。同市選管は「現在、日程変更の予定はない」とする。ただ、衆院選の期日前投票と市長選投開票日が重なる可能性もあり、担当者は「事務的にもタイトなスケジュールで、現場は混乱している」と話す。
阿見町長選は同22日投開票。町長の任期満了日は3月19日で、30日以内の実施が公選法で定められているため、町選管は「衆院選の投開票日が2月上~中旬の場合、同日選にするのは難しい」と語る。
県内4番目の広さを誇るつくば市は、投票所が76カ所に及び、期日前投票所も11カ所。このうち商業施設を使う会場が2カ所あるが、市選管の担当者は「今回は余りにも急で、会場を確保できるか分からない」と不安を吐露した。
県内で有権者数が最も多い水戸市。市選管は3連休初日の10日から期日前投票所や投開票所の確保に向けて官民の関係機関との調整を始め、13日までにほぼ終えた。担当者は「準備を進め、有権者に(投票所の)入場整理券を届ける」とした。











