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《連載:2026茨城・飛躍の人》(5) 「やり抜く力」届けたい プログラミング教室運営 多田遥香さん(23)

女子向けのプログラミング教室を運営する多田遥香さん。子どもたちにプログラミングの魅力を伝えている=つくば市吾妻
女子向けのプログラミング教室を運営する多田遥香さん。子どもたちにプログラミングの魅力を伝えている=つくば市吾妻


「すごいね」「よくできてるね」。表情柔らかに、オンライン授業の画面越しに生徒に語りかける。

多田遥香さん(23)は、筑波大大学院で研究する傍ら、2024年に女の子のためのプログラミング教室「Griteen(グリティーン)」を立ち上げた。幼稚園児から高校生まで約60人が学ぶ。文部科学省が後援する大会でグランプリを獲得する生徒が出るなど、着実に実績を上げている。

中学時代に工作好きが高じて入部したロボット部で、プログラミングと出合った。「自分の思い描いたものをつくれることや、できるまで失敗を繰り返せるところが魅力」

高校2年の時、ロボットコンテスト(ロボコン)世界大会で優勝した。女子が多く所属する海外チームを見て、日本の理系分野の女性進出に課題を感じた。「『女の子は理系科目が苦手』という固定概念が日本には残っている。ロールモデルが少ないことも理由」と話す。

「グリティーン」は、やり抜く力を意味する「グリット」を「ティーン(世代)」に届けたいとの思いで名付けた。カリキュラムは、ストーリー性やデザイン性など女の子の興味に沿ったものに。例えば「お母さんのためのクッキングレシピのアプリ」「友達を楽しませる育成ゲーム」というように、使い手を想像し、女の子が得意とする「共感」を大切にしている。

授業では保護者を巻き込み、「プログラミング教育の価値や必要性を知ってもらう」。目先の目標は、教室の名を全国に広めること。「男性と女性の両方の視点が合わさった、システムや製品が社会に浸透する」ことを願う。

■ただ・はるか

2002年生まれ。兵庫県出身、筑波大大学院在学中。教室を運営するGriteen代表取締役社長。23歳。



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