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「性的少数者に理解を」 茨城・日立で市民団体設立 集会、パレードや情報発信

市街地を歩き性的少数者への理解を呼びかける「レインボープライドひたち」のメンバーら=日立市内
市街地を歩き性的少数者への理解を呼びかける「レインボープライドひたち」のメンバーら=日立市内


性的少数者(LGBTQ)への理解を促そうと、茨城県日立市で当事者らによる市民団体が設立された。市内での集会やパレードをするほか、居場所づくりや情報発信に取り組む。「生きづらさ」を抱える人たちが気軽に集まったり、話したりできる場を広めたい考えだ。

市民団体は「RAINBOW PRIDE(レインボープライド)ひたち」。2024年11月に立ち上げ、市内在住の小野間智秋さん(31)と同市出身の野里彩純さん(31)が共同代表を務める。県外の活動に参加してきたが、「地方には少数者がいない」と誤解されがちなため、存在を知ってもらおうと設立した。主に交流サイト(SNS)を使い、当事者や理解者同士の連携に向けた情報を発信する。

団体の呼びかけで昨年12月30日、市内での初の活動としてパレードを実施。県内外から約10人が集まり、JR日立駅から市街地を通り抜けて1周した。

性的少数者の当事者や支援者らが参加した。「あなたは一人じゃない」「ありのままでいい」「少数者も多数者も権利は同じ」といった言葉を記した旗やプラカードを持ちアピール。通行人や商店からは手を振って応援する人の姿もあった。

参加者の女性は、企業勤めの経験を基に「会社は女性の活躍支援は熱心だが、性的少数者には関心が薄かった」と語った。別の参加者は、実家や地元に帰省しない理由について「差別や偏見があるから」と指摘。「少数者の人権が尊重される社会になってほしい」と訴えた。

小野間さんは、性的少数者が存在を否定されないことが必要とし、「若い人だけでなく、幅広い年齢層の人たちにも知ってほしい」と語る。野里さんは「不安で孤立する人が取り残され、息苦しくなる社会は誰でも生きにくい。家族のように迎え入れてくれる雰囲気をつくり、安心感を得られる場づくりをサポートしたい」と展望を見据えた。

団体は今後、交流会のほか、子ども向けの学習の場づくりも検討する。

県内では性的少数者を支える市民団体として、NPO法人「RAINBOW(レインボー)茨城」(水戸市)など複数が活動している。



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