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カラス描いた的に矢 取手で伝統神事「オビシャ」 五穀豊穣、子孫繁栄願う 茨城

カラスの的を射る宮司=取手市野々井
カラスの的を射る宮司=取手市野々井


茨城県取手市野々井の白山神社の境内で18日、カラスが描かれた的に弓矢を射るなどして五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄を願う伝統神事「オビシャ」が行われた。

神事の名称は、人が立って弓矢を射る「歩射(ぶしゃ)」が由来とされる。かつて茨城、千葉両県の利根川流域で盛んに行われたが、近年では担い手不足で簡略する地区も少なくないという。

同神社は今も昔からの作法を守っている。コロナ禍の影響により中止が続いたが、一昨年に規模を縮小して復活、昨年から従来通りの形に戻された。

この日は氏子ら約30人が参加し、午前から集会所で竹と麻縄で弓矢を作るなど準備をした。午後には神社本殿に移り、祝詞と玉串奉納の後、全員で「モックイシャックイズーイ」のかけ声の下、子ども2人が二つのおわんに酒を注いだ。宮司は二つのおわんの酒を一つに混ぜ合わせ、大人の参列者で飲み干した。一連の作法は性行為を表わし、子孫繁栄を願うものという。

その後、本殿裏の二つの祠(ほこら)でカラスを描いた的を宮司が弓矢で射て、さらに空にも1本放った。弓矢で鳥を撃退し、農作物を守る意味があるとされる。

氏子総代代表の下田時仁さん(79)は「1年間、地区のみんなの健康を祈った」と話した。



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