次の記事:生後9か月の長男の顔をファンヒーターに押し付けやけど負わせる 容疑で父親逮捕 茨城県警 

古河市立中全9校 水泳の実技授業廃止へ 施設老朽化で維持困難 茨城

古河市役所総和庁舎(本庁舎)=同市下大野
古河市役所総和庁舎(本庁舎)=同市下大野


茨城県古河市は19日、2026年度末で市立中のプール施設を廃止し、全9校で水泳の実技の授業もやめると発表した。施設の老朽化に伴う修理代や維持管理費用の増加などが理由で、市によると、中学校の水泳の実技授業をなくすのは県内で初めて。27年度からは座学中心の授業に切り替える。対応を巡り、市内からは賛否の声が上がった。

市教育委員会によると、市立中ではプールや実技の授業の廃止後、保健体育科目として、心肺蘇生法や応急手当のやり方といった救命措置のほか、水辺の危険や水難事故防止などに関する授業を行う。

廃止で浮いた修繕費や維持管理費は市立小学校のプールの修繕や維持管理などに充て、小学校の実技授業を充実させる考えだ。市立小23校のうち18校は自校のプールで授業を行うが、このうち修繕が必要なプールは11校に上る。

市立中では通常、6月から7月にかけ、各校の裁量で計4~8時間(コマ)の水泳の実技授業を実施している。だが、プールの老朽化が進み、自校プールで授業を行う7校のうち4校は市の基準で修繕が必要という。

市立中に勤める教職員の1人は、自校のプールは水漏れし、満杯にしてもすぐに水位が下がってしまうと指摘。「プールを使う期間は限られるのに、水道代も修理代もばかにならない。教育効果に見合っているとは思えない」と今回の方針に理解を示す。

市教委担当者は、最近では夏場の気温が上がり、熱中症の恐れから授業ができない日も増えていると指摘。水泳の授業を休む生徒の割合も高いとし、「見学よりも自習させることが多く、生徒を見守るための教職員も必要になる」と現場の事情を話す。

こうした説明の一方で、保護者からは反対意見も聞こえる。市内の男子中学生の母親は「水害の発生時や、海や川に遊び行った時などに心配」と不安視する。「水泳は成長期に体を強くするのにも有効。全校で廃止するのは違うと思う」と疑問を示した。



最近の記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js"