茨城県立中入試 問題修正、終了直前周知も 「公平さ欠く」不満の声
10日に実施された茨城県立高付属中と県立中等教育学校の入試で、問題資料に文言を追加する修正を試験時間中に行った際、受験生への周知が試験終了近くになったケースがあったことが21日、分かった。一部の保護者から公平さを欠くとして不満の声が上がる一方、県教育委員会は「解答を導き出すことに影響はないため採点上の措置は行わない」としている。
県教委によると、試験中に文言を追加したのは「適性検査I」の算数の問題を解く際に使う資料。バーコードの下部に記載される数字を指す「チェックデジット」について、決め方の手順の説明を追加した。
試験時間は45分間で、開始の21分後、会場の計13校に文言追加を連絡。内容を各教室の黒板に掲示し、後方の受験生には試験監督官が内容が記された文書を見せて回った。
茨城新聞の取材に対し、県教委は「試験終了5分前までに周知を完了した」と説明。文言追加のタイミングについて「受験者や保護者の皆さまに多大な心理的動揺や不安を与えてしまったことは配慮不足であり、重く受け止める」とした。
教室の最後列で試験を受けた児童の保護者の一人は「子どもから内容が見えにくかったと聞いた。席の前列後列や試験会場ごとに状況が違うことは公平ではない」と指摘した。
共産党の江尻加那県議は21日、県教委に対し、文言追加などを生じさせた原因の究明や、不利益を被った受験者がいないか関係者から聞き取り、影響を検討することなどを申し入れた。











