《J1水戸沖縄キャンプ》開幕向け総仕上げ 実戦想定、深まる戦術
沖縄県でキャンプ中のJ1水戸は23日、豊見城総合公園陸上競技場で午前練習を行った。最終日前日のこの日は、パス回しや攻撃の連動性を中心に、実戦を想定したメニューで調整した。
「止める・蹴る」といった基礎練習の後、GKも加わった7対7の形式で、密集地でのパス回しとプレスの動きを確認。ピッチ中央を区切った狭い空間でのトレーニングに、選手たちは集中した様子で取り組んだ。
その後は、両サイドから4人ずつが入り、ゴール前を想定した攻撃練習を実施。次々とゴールネットを揺らす攻撃陣に対し、GK陣も鋭い反応で好セーブを見せるなど、実戦さながらの攻防が繰り広げられた。最後はセットプレーの形を確認し、全体練習を締めくくった。
13日からのキャンプを振り返り、新加入の鳥海は「初めての移籍だが、人間関係、戦術理解ともに深まった」と笑顔を見せた。飯田は「新しいこともやりながらエラーが出て、やらなければいけないことは整理できた。チームとしても個人としても良いキャンプだった」とうなずいた。
最終日の24日は非公開練習を行う。チームはその後水戸へ戻り、オフを挟んで27日から全体練習を再開する。特別大会「百年構想リーグ」の開幕戦は2月8日、味の素スタジアムで東京Vと対戦する。
■樹森監督総括 挑戦姿勢「大きな収穫」
13日からの沖縄キャンプも大詰めを迎えた。ここまでを振り返り、樹森監督は「変化した部分に対し、選手が前向きに取り組んでくれたキャンプだった」と手応えを口にした。
今キャンプでは堅守に加え、攻撃の幅を広げるために自陣後方からのビルドアップにも着手。練習試合では新機軸への意識が強く、攻守で偏りが生まれる場面も見られたが、指揮官は「そこのバランスを取っていければ特に問題はない」と話す。キャンプを通して挑戦し続けた選手たちの姿勢を「大きな収穫」と評価した。
一方で「ゴール前の質の差がJ1とJ2の一番の違い」と、J1名古屋との練習試合を振り返る。「公式戦ではチャンスはさらに限られる。そこで決めきる力や、相手の激しい寄せに負けない質を求めていきたい」と表情を引き締めた。加えて、水戸の特長であるショートカウンターについては「最大の得点源。奪った直後にどれだけパワーを出せるか、再度見つめ直したい」と語った。
チームは沖縄で得た収穫を水戸に持ち帰り、開幕へ向けた総仕上げに入る。
【PR】私が触れた「マジック」-木内幸男さんをしのんで (電子書籍)











