カートレース日本代表3度選出 ドライバー菊地さん(茨城・阿見) 世界で活躍 後継者育成に思い
自動車レースのF1を目指すドライバーの登竜門とも言われるカートレース。茨城県阿見町在住の菊地晃功(あきのり)さん(31)は「ロータックス・マックス」シリーズの中でもレベルの高いシニアクラスで過去3度、日本代表に選ばれ、長年にわたって第一線で活躍している。3度目の世界大会は昨年11月29日から同12月6日にバーレーンで行われたグランドファイナルに出場。決勝で世界の強豪と渡り合った。
カートレースは直線では時速120キロ近くのスピードになる。着座位置が低く、マシンの挙動が体に直接伝わるため、体感速度はF1並みの300キロとも言われている。
小学1年の頃、カートを始めた。原則14歳以上が対象のシニアクラスにエントリーすると、2013年、14年と2年連続で日本一に輝き、14年の世界大会では自身最高位となる8位に輝いた。
その後、日本代表を決める大会に出場するなど上位を維持していたが、ゴール直前のアクシデントやカートの盗難などの不運も重なり、世界の舞台にあと一歩届かない年もあった。それでも諦めず、昨年11年ぶりに代表の座を射止めた。
昨年のシリーズでは、15歳から20代前半の若手ドライバーが上位を占める中、長年の経験によるレース運びやマシンのセッティングなどの技術力を武器に年間13レースに出場し、好成績を収めた。
好成績を維持するためには、マシン本体に加え、レースごとのタイヤ交換など維持費は高額になるが、個人的な支援も受けて競技を続けてきた。
菊地さんは「多くの方の支援と世界一になりたい思いで今まで続けてきた」と話す。その一方で後継者を育てたい思いもあるという。「県内にもジュニア向けのコースがある。ぜひ体験してほしい」とカートの魅力を伝えたい考えだ。











