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大子にツキノワグマ 昨年4月、山中で撮影 本年度2件目 茨城県、町、注意呼びかけ

センサーカメラで撮影されたツキノワグマ(県自然博物館提供)
センサーカメラで撮影されたツキノワグマ(県自然博物館提供)
ツキノワグマが撮影された場所
ツキノワグマが撮影された場所


茨城県は5日、大子町中郷の唐竹久保林道付近の山中に哺乳類調査目的で設置していたセンサーカメラが、ツキノワグマを捉えていたと発表した。撮影されたのは昨年4月。県自然博物館(坂東市)が今月3日、データをチェックした際に写っていた。昨年6月には同町高柴でもツキノワグマが確認されており、本年度の県内での確認は計2件となった。県や大子町は注意喚起を行う。

県によると、同館がニホンジカやカモシカといった大型哺乳類の出現状況などのモニタリング目的で、自動撮影するセンサーカメラを設置していた。撮影データを確認すると、昨年4月22日午前6時19分ごろ、成獣で性別不明のツキノワグマが撮影されていた。

ツキノワグマを巡っては、同6月2日にも同町高柴の広域農道で、子グマが茂みに逃げる様子をドライブレコーダーが捉えた。県内ではツキノワグマは生息していないとされるが、同町では2006年、車にはねられたとみられる子グマの死骸が見つかっている。また16年には、常陸太田市と北茨城市で計3件の養蜂の巣箱被害や痕跡が確認されている。

ツキノワグマは春先以降に活動が活発化し、県境付近の山林地帯に沿って移動してくる可能性がある。県は出没が確認された地域で外出・移動の際に十分注意することや、個体や痕跡を目撃した際は最寄りの警察署や市町村担当課に連絡するよう呼びかけている。

県環境政策課は「大子町、警察、猟友会などの関係機関と情報共有しながら、住民への注意喚起を図っていく」とする。県ホームページでは、ツキノワグマの特徴や遭遇してしまった際の対応の仕方などを紹介している。

同町鳥獣被害対策室は、今回の出没情報を受け「外出する際や山に入る場合の注意喚起をさらに徹底し、屋外でのごみの管理や撤去も町民に呼びかけていく」と強調。町ホームページ内の「熊らしき動物の目撃情報について」の内容を更新し、町公式アプリでも新たな情報を共有して引き続き注意喚起を図っていく。

市街地に出没したクマを自治体判断で駆除できる「緊急銃猟」のマニュアルの策定作業は最終段階で、今月中に策定する予定という。



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