河内町新庁舎に大屋根 基本設計概要公表 浸水備えた防災拠点 茨城
老朽化が進む茨城県河内町役場本庁舎(同町源清田)の建て替えを巡り、町は新庁舎の基本設計の概要を公表した。町の活性化拠点としてシンボルとなる大屋根を備え、浸水対策にかさ上げをするなど防災拠点としても対応した庁舎を検討している。今後、町は設計業者と協議を重ね、2026年度中に基本設計をまとめる。30年度供用開始を目指す。
現庁舎は1969年に建てられ、老朽化が進んでいる。新庁舎の基本計画によると、現庁舎敷地内に整備し、敷地面積は約1万2300平方メートル。一部は隣接する民有地を取得する予定という。
新庁舎の基本方針として、①町民に開かれた庁舎②バリアフリーとユニバーサルデザインに対応③住民自治の拠点となる④町民の安心・安全を支える⑤環境にやさしい⑥行政需要の対応に変化できる-の六つの柱を掲げている。
同方針に基づき、昨年12月に公表された基本設計の概要では、新庁舎は3階建て(延べ床面積約2900平方メートル)で、鉄筋コンクリート造りと鉄骨造り、一部木造のハイブリッド構造としている。建物には街並みになじむそり屋根を設ける。1階に来客の多い執務エリアと多目的に使える町民ラウンジ、2階は執務エリアや多目的スペース、3階は議場などの配置を想定している。
災害対策では浸水想定を踏まえ、1階床の地盤を1.2メートルかさ上げすることなどを検討している。敷地内には防災物資倉庫も設置する考え。環境面では、省エネと再生可能エネルギーを組み合わせたZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)仕様にする計画という。
現在、町と設計業者で基本設計を進めている。新庁舎の整備に向けては、昨年12月に町長を本部長とする町新庁舎整備推進本部を設置し、全庁的な推進体制を整えた。順調なら28年度に工事に着手し、2カ年で建設する見通し。
町都市整備課は「町民にも職員にも使いやすく、安全安心な新庁舎造りを進めていきたい」としている。











