茨城県立歴史館企画展 東大所蔵の史料80点展示、秀吉の「起請文」初公開 佐竹氏、笠間氏の書状も
東京大史料編纂(へんさん)所(東京)の所蔵品や史料の修復・模写技術などを紹介する企画展「史料を集め、伝え、そして編む」が7日、茨城県水戸市緑町の県立歴史館で開幕する。国宝8点、国重要文化財10点を含む書状や絵巻など約80点を展示。このうち「本能寺の変」の翌日に出された「羽柴秀吉起請文」など13点の公開は全国初。刀狩令や海賊禁止令などに関する「島津家文書」の史料8点、佐竹氏や笠間氏といった茨城県関連の書状が大きな見どころとなっている。
起請文は、豊臣(羽柴)秀吉が「本能寺の変」の起きた翌日に敵対する毛利方の武将に宛てた書状で、昨年10月に発見されたもの。このほか、織田信長の自筆書状や、徳川家康の名で出された覚書など、全国で初めて公開される貴重な史料が並ぶ。
史料編纂所の史料が一堂に公開されるのは、2001年の東京国立博物館(東京)での展示以来25年ぶり。今展では、史料の収集・保存や修復を行う史料編纂所の修復・復元技術、デジタル技術を活用した取り組みも紹介されている。
史料編纂所長の尾上陽介教授は「今まで、なかなかなかった現物の史料を見る機会。先人たちが残してきた史料の情報や技術などを所外の方々とも共有して、今後も(史料を)残していくために役に立てることができたら」と話した。
史料編纂所と同館の共催。前期は3月1日まで、後期は同3日から22日まで。月曜休館(2月23日、3月2日は開館)。会期中、史料編纂所の教授らによる講演や展示解説、影写・模写の技法を体験できるワークショップなどを実施する。
問い合わせは同館(電)029(225)4425。











