福島第1デブリや分析施設公開 原子力機構 取り出し工法検討 茨城
日本原子力研究開発機構(原子力機構)は10日、茨城県大洗町成田町の大洗原子力工学研究所で、東京電力福島第1原発2号機から取り出された溶融核燃料(デブリ)やデブリを分析する施設を報道陣に公開した。分析を通して、事故進展の推定やデブリの取り出し工法の検討に生かす。
デブリを受け入れているのは、照射燃料集合体試験施設。2024年11月に事故後初めて採取、搬入され、重さは0.693グラムだった。2回目は25年4月で、重さ0.187グラム。
これまでの分析で、核燃料のウランや原子炉の構造材料の鉄やニッケル、核燃料を覆う管の材料となるジルコニウムなどを検出。人の力で砕けることなどが判明している。2回目に採取したデブリは、1回目のものより核燃料成分を多く含む可能性がある。
1回目と2回目に採取されたデブリがそれぞれ別の容器に入れられ、1回目のデブリは一粒、2回目のデブリは1回目のものより小さい粒が複数見えた。
含まれる元素やその割合などを調べる化学分析をするため、1回目に採取したデブリ0.01グラムが溶け込んだ硝酸の溶液なども公開した。
原子力機構福島廃炉安全工学研究所の荻野英樹技術主席は「デブリの取り出し方法の具体化などにつなげるため、まずは1回目と2回目に取り出したデブリを比べて違いを調べる」と話した。











